婦人科外来
婦人科外来
以下のような症状がある場合はお越しください。
○月経不順とは
一般的に月経周期とは、月経の始まった日から次の月経の開始日前日までの日数を指します。正常な範囲は25日~38日。
○月経不順の種類
以下のような周期のものを言います
○月経不順の原因
○月経不順の治療
原因によって治療法は異なります。問診、採血検査、超音波などで原因を検索します。原因によって治療法を選択します。妊娠を希望されている場合は排卵を促す薬などを用いて不妊治療を行っていくこともあります。
○更年期障害の症状
自律神経失調症状
精神症状
身体症状
○治療方法
ホルモン補充療法
減少してしまった女性ホルモンを補う治療です。基礎疾患などがあり(乳がんの既往など)で行えないこともあります。また、将来の高コレステロール血症や動脈硬化、骨粗鬆症、認知症の予防や治療にも効果があります。
漢方薬
基礎疾患などがあり(乳がんの既往など)ホルモン補充療法が行えない方には漢方薬での治療を行います。
○子宮脱の状態・症状
本来、子宮があるはずの場所から子宮が下に降りてくる状態です。程度により膣の入り口付近まで子宮が下がってきたり、膣の入り口を超えて子宮が出てきたりと様々です。子宮が膣の入り口より出てくることにより違和感や、子宮と共に膀胱が下がってくること(膀胱瘤)により残尿や頻尿、膀胱炎を繰り返すなどの症状を来すことがあります。
○治療
保存的治療
ペッサリー(膣に入れて下がっている子宮や膀胱などを支えます。症状や膣の大きさなどによって適切なサイズを選びます。医療用のシリコンで安全な素材です。)
外科的治療
手術による治療です(当院では行っていないため手術希望のある方は適宜御紹介をさせていただいております。)
子宮頸がん検診とは、数年かけて子宮頸がんに移行していく可能性がある、前がん病変(がんになる前の状態)を見つけます。前がん病変があった場合は、その状態により経過観察とするのか、治療とするのかを判断し診ていきます。20歳を過ぎたら、2年に1回のがん検診を受けましょう。当院は、公費でのがん検診は岡崎市・幸田町を請け負っています。
岡崎市・幸田町の方で、子宮頸がんワクチンの接種券(キャッチアップを含む)をお持ちの方は、公費(無料)にて接種できます。
詳しくはお電話にてお問い合わせください。
自費での接種をご希望の方は、費用は1回27,500円(消費税込み)としております。接種回数は3回(初回、2ヶ月後、6ヶ月後)必要です。
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)とは、子宮頸がんや尖圭コンジローマなど、ヒトパピローマウイルス(HPV)による疾患を予防するためのワクチンです。現在当院で接種を実施している。シルガード9は9種類(HPV6/11/16/18/31/33/45/52/58型)のHPVに対するワクチンで、子宮頸がんの原因の80~90%を占める7種類のHPV(HPV16/18/31/33/45/52/58型)と、尖圭コンジローマの原因の約90%を占める2種類のHPV(HPV6、11)の感染を予防します。予防効果はガーダシル(HPV6/11/16/18型に対する4価ワクチン)と共通する4つのHPV型に対しては、同等の効果(子宮頸がんの予防効果は96.9%、尖圭コンジローマの予防効果は89.3%)があり、新たに追加された5つのHPV型(HPV31/33/45/52/58型)に対しては93.8~96.7%の予防効果が報告されています。
不妊症とは妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、1年妊娠しない状態をいいます。当院では、不妊に悩む患者様に対して不妊のスクリーニング検査等を行いながら、タイミング療法や排卵誘発法を行っております。人工授精や体外受精などは他院に紹介させていただいております。
タイミング療法では、経膣超音波で卵胞や子宮内膜のサイズを測ることで、排卵日と排卵時間を予測し、この排卵期に性交渉をすることで、自然妊娠を目指す方法です。医療の介入度がとても低いため、より自然妊娠に近い方法です。
排卵誘発剤を用いて排卵を誘発する治療です。まずは内服薬の排卵誘発剤で排卵を促します。そして、タイミング療法と同じ方法で排卵日を予測し、自然妊娠を目指します。内服薬による、排卵誘発剤を使用し、数ヶ月経っても妊娠の兆候がない場合などは、患者様同意の元、注射による排卵誘発剤に切り替え治療を行っていきます。
○生理痛・月経困難症とは?
月経期間中に月経に随伴して起こる病的症状(下腹部痛、腰痛、腹部膨満感、吐き気、頭痛、脱力感、食欲不振、イライラ、など)を言います。機能性月経困難症は、月経の初日および2日目頃の出血が多いときに強く、原因はプロスタグランジンなどの内因性生理活性物質による子宮の過収縮である。器質性月経困難症(子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症などの器質的疾患がともなうもの)は月経前4~5日から月経後まで続く持続性の鈍痛のことが多いです。
○病院での治療
○過多月経とは?
月経の出血量が異常に多い(出血量が140ml以上)ことを言います。実際に測ることは難しいため、下記のような症状がある場合は出血量が多いと考えられます。出血量が多いと、それに伴い貧血になることがあります。貧血をきたすと動悸、めまい、疲れやすいなどの症状が出ることがあります。
○過多月経の原因
子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ、ホルモンバランスの乱れ(無排卵性月経など)
○過多月経の治療
黄体ホルモン放出システム(ミレーナ)など
ミレーナは子宮内黄体ホルモン放出システムで、子宮内腔に装着することにより黄体ホルモンを持続的に子宮内に放出します。
避妊効果以外に月経量を減らす、月経痛を改善する効果もあります。
(月経量が多い、月経痛がひどい場合は保険適応になります。)
装着直後は不正出血の頻度が多くなることがありますが、徐々に少なくなります。
当院でもミレーナ装着を行っています。
詳しくはお問い合わせください。
ずらしたい生理より1回前の生理中に来院すればより副作用の少ない低用量ピルが使えます
費用は14万円(10週未満、税込み)、16万円(10-11週、税込み)です。前処置、麻酔、手術、1週間後の再診の費用を含みます。(場合によっては追加で料金がかかることがあります)